長さよりも深さ

2002年9月4日
たった1ヶ月も経たない関係。
Zと初めて会った日のことを思い出してみる。
すごく晴れてた。
気持ちがいいほど晴れてて汗が心地よくて奴と歩い
てるのは面倒でありながら楽しかった。

あの身軽さ。苦しいほどの香水。長電話と気遣い。

自分勝手な奴。でも本当はいろいろ辛い思いして、苦しんだんだなぁって今は思う。
その苦しみは少しもわからないけどわかろうとする気持ちが苦しい。

好きなわけじゃなかった。ただ珍しい感覚。
でも初めて会った時は別に奴のことを深く知りたい
と思わなかったし関わりたくないと正直思っていたんだ。

その1〜2週間後に電話がきた。
『嫌われたかと思った』なんて言ってきた
呑みの約束をしたけど例のとおり、家に行ってアレの
おかげで呑めなかった。どうしてこうなったのかわからない。

教えてほしい。でも聞かなかったっけ。
「なんで電話したの?」って。。。。
あのままならこんな気持ちを抱えずすんだのに。

昨日Eと会ったんだ。初対面だった。全然想像と違う。
どうしてかZの顔が浮かんだ。
奴とはもう会わないと、会ってくれないと思っていた
だけど夜なら平気と言うからメールした。
『OK』
の文字。

『最悪、最悪こうなるって思って来ただろ?』
寝てしまったあとZが言った。
思ってなかったといったら嘘なのだろう。
多分望んでしまったのかもしれない。
家に帰ることもできたのだから。

奴は話してくれた。友達が話した事を話してくれた。
病名は言わなかったけど。。

『仕方ないけど裏切りだった(彼女の死)』
『男と女の友情はない』
『オレにはお前は荷が重い』
『早く彼氏つくれ。支えが必要だ』
『彼女以外の女は友達でも要らない』

全ての言葉が痛く突き刺さって、刺みたいで、釣り針のような抜けない刺だった。
すんなり入り込んだ言葉で、逆に抜き取れない言葉になった。
確かに、そうだった。
私も自分のことを話した。イジメのことやリスカのこと。泣いてしまった。

『なんで泣いてる?』
「情緒不安定。。」
駄目らしい。これが重いのだろう。奴も自分で精一杯な部分がある。

「もしどっか遊びに行って家に帰りたくなかったら泊まりにきてもいい?」
『やだ』
即答。
『こうゆう関係になった以上、ココに来るたびにSEXするのが普通になる』
      ・
      ・
『お前はいい奴だから』
『切るな(腕)』
『もう辞めるわこうゆうの。だからお前も辞めろ。
じゃないと何も学べないぞ。何も変わらない』

帰りの電車で理解しようと考えた。
いや。考えるとゆうより自分の価値観を正してみた。
間違った方向に向かってたかもしれない。
奴といても多分辛いのだろう。幸せは感じないだろう。
楽しさも喜びもなにもかも。。つまりそうゆうことなんだ。
『周りにいない感じの奴だから気になるんだろ』
そうなんだ。奴を少し見上げてしまったのかもしれない。
『オレは同じ目線で話がしたいんだ。どっちが上とかなく
しかも尊敬できる』
『バカな女って嫌いなんだよね』
「私勉強できないからなぁw だから学歴とか関係
ないって本当に思う」
『バカの典型が言う言葉だw』

本気かどうかしらないけど奴の言葉はなんか私の感覚とは
似ていた。
同い年を求めるわけもわかったし、同じ種類を求めて
いる。奴にとっても私は周りにいないタイプだから
気になったのかもしれないって思うと私たちが
少しの間だけど出会って別れた意味がわかった気がした。
抱いたあとの罪悪感を感じた奴の心は硝子だと思った。
そして傷ついた分傷つける。
知らない間に研ぎ澄まされてる心だと思った。
『オレといたらお前ぼろぼろにするぞ』
「大丈夫。もう傷ついて落ちて落ちてぼろぼろだから」

奴は最後に屋上で夜空みないか?と言った。
綺麗なんだっていった。
思い出すと辛いからと断った。断ってよかった。
夜空は昔にも一緒に見て月を見る度に思い出す奴が
いるんだ私。
もう夜空はこりごり。

超〜短い夏の終わりの恋だったかもしれない。
そんであんたで終わりにするよ。
友だちと呼ぶ男の家に泊まるのは。
付き合う前にキスするのもやめる。
リスカもできるだけ我慢する。
今度の私は本当に相思相愛になった人にあげよう。
私に価値を与えてくれてありがとな。
(お陰でピアスつけたくなったし、髪も染めなおし
たくなったし香水も強くなったよw)

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