あなたがいれば

何度もそう思った。
あなたさえいれば。あなたの存在だけで。。
どんなに望んでもいつもそれは私の手のひらから指に伝い
流れて逃げてゆく。

「イブによんであげない」

イブ。。。。。あなたといたい。
もういやだとか、辞めたいとか、、私と会いたくないって
こと素直に言ってくれればいい。
そうだ。いつだって私は聞き分けのいい女を演じてた。
嫌われたくないから。愛想つかされたくないから。
でもいつも後悔する。
わかってるのに。惨めになるのは自分だけだってわかってるのに。。

もっと我儘になってよかったのかな。
「そう言ってくれると助かるよ」
って、都合のいい女そのもの。
「携帯がボロボロだからよぉ。買い換えようと思って」
「私もだよ。変えようと思ってた」

きっとこれで私たちが携帯を変えることによって、
接点がなくなる。番号もない。声もない。姿もない人を
わすれられず。
私は自分からあなたと会える最後のチャンスを蹴った。
別れるために忘れたリングをとりにいくなんて寂しい。
そんなことならもぅリングは勝手にしてほしかった。
捨てればいい。
あなたの手で捨ててくれればいい。

もぅ会えない。このままの日々でもよかったのに。
私も連絡すればよかった？
私からの連絡がないことに苛立ってた？そうは思えないし、
私の思い込みかもしれないけど
それが真実ならば、私はどうすればいいのだろぅ。
あなたのために、少しの時間をあててでも会いにいけばよかったの？
私は待っていた。寂しさを我慢して、次会える日まで。
でも結局こうなった。
結局終わった。
失恋。。。

風邪ひいて心細いのに。。最悪。